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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第11章 イジワル震源地(家康)





GWのオールナイトシネマ。
9時半過ぎに始まるこの回、人は多くない。
後方の席に着いた。

「思ったより、人、多いね」
華月が隣りから声を掛けてきた。
「そうだね…」
なんとなく落ち着かなくて、前を見たまま短く答えた。

予告CMが終わってスクリーンが広くなる。
「ねぇ、家康…」
「何」
「あのね…手、繋いでも、いい?」
そう言われ、ドキッとしつつも、
嬉しくて、黙ってそっと手を差し出した。

繋がれた手の温かさが、ゆっくりと俺を満たす。




けれど……


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