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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第8章 壊れるくらいの※裏


乱れた息。
抱き合う体が、ゆっくりベッドに沈む。
達した体はお互いに過敏になっていて、手を繋いで触れるだけのキスをした。

「…すごく、ヨかった」
「私も……」

膣内からまだ抜くことができない陰茎を、ヒクつく度に刺激を与えてしまう。困ったような零の表情に私だって困ってると小さく睨んだ。

「…力抜いて」

零と唇を重ねながら…結合部からゆっくりと、抜かれた。
避妊具を外してゴミ箱に。

「…零、……ぎゅってして」
「おいで」

腕枕を伸ばして零が優しい表情を向ける。
体を少し動かして抱きついた。
零の腕を枕にして、見上げるとすぐそこに零とキスができる距離。

「いま何時…?」
「何時だろ…」

時計を見てなかった、と枕元の時計をみれば0時前。
夢中に過ごしたその行為は感じていた時間より多く過ぎていた。

「……零、…また来てね」
「そんな不安そうに言わなくても、…来るよ」

零の胸板に手を添えて、心臓の音を感じる。
囁くように耳元で安心を与えてくれる言葉。
この雰囲気に甘えて、聞いても良いのかな。…零が何をしてるのか。

「零……零は、…」
「○○、…シャワー浴びよ」

零と口付けを交わして…額にキスされて。

「このままだと寝てしまいそうだ」
「…ふふ、確かに」

甘い雰囲気に、私は零が遮ったことに気づいてなかった。
横抱きで浴室に連れて行かれ、シャワーを浴びてる最中にまた行為を繰り返した。
続けられた強い快感に、浴室で意識を飛ばして…


目覚めた私の横に、零は部屋にいなかった。
…代わりに、零が着ていたバスローブが畳んで置いてありメモ書きで『またポアロで』とだけ書いてあって。
ポアロで会えるのは、安室透のほうじゃんか、と少しだけ不満。
腰の違和感に溜息を吐いて、キッチンに迎えば朝食が用意されてあって。

「……だからいい奥さんになるよ、零は」

そこにいない存在をからかうように笑った。




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