• テキストサイズ

白夜に輝く一番星《ジョジョの奇妙な冒険》

第3章 DIOの呪縛



〈屋敷前〉

ジョセフが手配したスピードワゴン財団の医者たちが、ホリィの看病で次々と屋敷の中に入った。

家の前は何台もの車がとまり慌ただしくなる。

承太郎と花京院が外で待ってると、支度を終えたジョセフとアヴドゥルが屋敷から出てきた。

「ジョジョ。占い師のこのおれがおまえの“スタンド“の名前をつけてやろう」

「名前?」

アヴドゥルは手元からカードを取り出した。
        ・・・・
「運命のカード、タロットだ。絵を見ずに無造作に一枚ひいて決める。これは君の運命の暗示でもあり、スタンド能力の暗示でもある」

承太郎はカードを引いた。

「“星”(スター)のカード!名づけよう!君のスタンドは『“白金の星”(スタープラチナ)』!」


空条承太郎
スタンド名:スタープラチナ
能力:精密な動きと豪快な力

ジョセフ・ジョースター
スタンド名:ハーミットパープル
能力:念写

モハメド・アヴドゥル
スタンド名:マジシャンズレッド
能力:火炎と熱

花京院典明
スタンド名:ハイエロファントグリーン
能力:遠隔操作とエメラルドスプラッシュ


そして…

「お、来たか…由来」

屋敷から出てきて、下は軍パンとミリタリーブーツに履き替えてあった。

「君のスタンドには名前はあるのかね?」

「『“白の陰影”(ホワイトシャドウ)』…私はそう呼んでいます」


兎神由来
スタンド名:ホワイトシャドウ
能力:機敏な動きと氷雪


これでメンバーは揃った。

「では出発するぞ!」

バ~ン

“行くぞ!”








〈エジプト DIOの館〉

幽々たる暗闇の中に潜む者

その特徴は金髪と左耳に三つのほくろ

この男こそが、100年前に死んだと思われていたジョースターの宿敵、DIOだ

DIOはある一枚の写真をじっと見つめていた。

「……」

それを机の上に置き、自分のハーミットパープルでまた新たな念写をした。

ピシィ ゾゾゾゾ

写ったのは飛行機の座席に並んで座ってる2人のジョースターの血統。

「やはり…おれの居場所を感付いたな…くるか…このエジプトに…ジョセフと…ジョータロー…か…」

一方、机の上にある写真に写ってるのは

一面氷で覆われ凄まじいありさまの道路
その中心に立つ女

そしてこれは…2年前に念写したものであった…

/ 443ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp