第5章 California Poppy -拒絶しないで-

彼らが私を助けたように、私も知らぬ間に彼らを助けてたのかな？

なんて良い人たちに恵まれたんだと、生まれて初めて天に感謝した。


それでも…私は彼らに頼み込んだ。

今まで何でもやってもらっていたから、今度は自分の力で、自分の足で立って…立ち直り、人生を取り戻したい。

その思いを伝えると、彼らはみんな仕方なさそうに笑い、様々な形で力を貸してくれることになった。


ーーー…｢しかしですねお嬢様、我々も引き下がりませんよ。我々はあくまで使用人。そこは譲れませんからね｣


そんな約束をしてーー…


そんなこともあって、私はみんなの力を借りて"社長"という山のようにある仕事をこなしている。

右も左もわからない私に社長なんて大役務まるはずがなかったんだけど、みんなのおかげでなんとかやれている。

きっと私一人だけじゃ身が持たなかったな…。


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