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【ハンターハンター】暗殺者のクオーレ・プーロ【イルミ】

第13章 White Margaret -恋の行方-





「お話は終わりましたか?」

「うん」


イルミがただこくりと頷くと、リリアはほっとして息をつく。


「ベラードがまた失礼なこと言いませんでした?」

「ううん。大丈夫」

「そうですか…。なら良かったですわ」


リリアはイルミに花のように笑いかける。

イルミはそんな彼女に思わず小さく笑うと、リリアはにっこりとより口角を上げて嬉しそうな笑顔を向ける。

イルミはリリアの無垢な美しい笑顔を見てハッと気付く。


ーー…なぜ…今、オレは笑っているんだろう…?


自問自答を繰り返す…。

その答えが見つかりかけた気がした。


「そう言えば、まだ答え出してなかったんだけど…」


イルミは真っ直ぐにリリアを見つめる。


「2週間後、ヨークシンの噴水広場で待ってて。これからまた仕事だから…それまでに答えを見つけてくるよ」


いつになく真剣な眼差しを普段と変わらない表情からわずかに感じ取ったリリアは優しく頷く。


「わかりました。あなたの答えを心待ちにしながら…ヨークシンで待ってます。あなたが来るまで、ずっとーー…」


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