第2章 初部活
青学side*桃城
不「ん?あれって…」
不二先輩の視線の先には
ちょっと小さめの子が2人
「さっきの話の子達っすかね?」
あの2人には悪いが
強豪青学テニス部に入部するような
強い選手には見えなかった
不「…あぁ、先生が話しかけたから多分そうだね。竜崎先生曰く、上手みたいだよあの2人」
それだけ言うと
不二先輩はフフッと笑って
コートに行ってしまった
「先生が…」
竜崎先生が言うということは
結構な選手ということだろう
それに、この時期から練習に来るってことは
自負もあるんだろう
…それでも
「…負けらんねーな、負けらんねーよ。」