第1章 EP.1
お茶子「さくらちゃんお疲れ~」
ニコニコしながら近づいてくる麗日に
『お疲れ』
と疲れてないがさも疲れているかのように言った。
お茶子「お互い本戦頑張ろう!」
『うん』
(そっか....本戦残ってしまったか...................................)
騎馬戦が始まる20分前のこと
障害物競争で次々とゴールしていく中
苗字もゴール目前だった。
その数人先にさっき抜かれた4人組がゴールしようとしていた。
(..................................やるか)
『ルーム』
苗字が【ルーム】というとドーム状のサークルが現れた。
『シャンブルズ』
?「っ!?」
4人組がもう少しでゴールという所で目の前にいたはずの男子生徒が突然消え、苗字がふっと現れた。
?「............................なんだ.........................今の?」
(興味持ってくれたみたい、とりあえず成功かな)
そう、
苗字がゴール目前で個性を使ったのも、
4人組の目の前に現れたのも、
騎馬戦のチーム決めで声をかけられたのも......
苗字の思惑通りの事だった
(あいつの個性は催眠みたいなもんだから、かかっちゃえば後はあいつが命令するだけ。思った通り楽できた。..............でも、ヒーロー科ではなさそうだったから騎馬戦は落ちると思ったけど勝ち進んじゃったのか。)
『さて、この後どうしよ』