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あなたを守るために

第5章 ミステリートレイン



《あなた、何者ですか?
なぜ、こんな所にいるんです?》


(別にあたしってバレたわけじゃないし
適当に流せばいいか)


しかし、動揺していて流し方が分からない


(頭が回らない…!
あぁ!もう!なるようになれ…っ!!)


『怪しい男が貨物車に向かってるのを見てついてきてしまいました
あなたがいるし、白い煙も出てたから
危ないと思って、つい腕を…ごめんなさい…』


とりあえず謝る
私だとバレないような感じで
すると渋々、納得してくれた


《まぁ、そういうことにしておきましょう
助けてくれた事は感謝します
ありがとうございました
ここは危険ですので、あなたは戻ってください》


そんなことを言われたら戻るしかない


『分かりました
…でも、あんまり危ない事しちゃだめですよ』


と声をかけ、私は彼に背中を向ける


《………》


何か聞きたそうな雰囲気が後ろからするのを気付かないふりしてその場から去った

火事ならやむを得ないと電車は途中の駅で停車

降りる人混みにはベルモットも零くんもいる
シェリーは阿笠博士におんぶされていた


(無事でよかったわ)


心の中で二人に言い私も降りる


(自分一人ならまだしも、大切な人が危ない目にあってるのを見るのはキツイね)


私は電話を取り出す
終着駅で待ってるだろうやつにかける


ぷるるるる


??「何だ」

『シェリーの始末は成功』

??「分かった」


ぷつっ


(はぁ、疲れた…帰って寝よ)


私は帰時を急いだ


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