第6章 主人とイヌの駆け引き
「じゃあ〜レイラ前髪切って」
「や…ヤダ」
「ルールを確認した時嫌だって言わなかった」
「じゃあ他のことにしてよ」
「みんな〜知ってる〜?レイr…」
「何でもないから〜」
愛想笑でも振りまいてたらバレないよね
(レイラがどうかしたのですか?)
「何デモナイヨ」
(何でカタゴトなの?)
すると携帯がなった
“舞姫の事バラされたくなかったら言うこと聞いて♥︎”
何か怖いから言うこと聞こう
「はぁ…良いよ…切るよ前髪」
「じゃあ今此処で」
「え?」
「紙持ってくるから」
「いやっあたし自分で前髪切れない」
「じゃあ俺がやるよ」
「失敗しない?」
「ああ。俺を誰だと思ってる負けたことも失敗した事も無い」
この人案外凄い人なんだな
「じゃあお願いします」