第1章 新しい生活「まだ見ぬ世界」
さぁぁぁぁぁぁぁ……
亜美火を抱えた男の子の綺麗な赤毛が風になびく。
赤司「どうした……黒子……」
青峰「おいおい……赤司が意外だな」
黒子「そうです。」
赤司「そうか?」
赤司は亜美火をお姫様だっこしたまま、うっすらと笑みを浮かべていた。
黒子「永井さんに何をするつもりですか」
赤司「してほしいのか?」
黒子「そう言う訳では……!」
チュッ
赤司は亜美火の髪にキスをした。
青峰「な、あ、赤司!!かわい子ちゃんになにやって」
赤司「黒子がどうしてもと言うんでな。見ればわかるだろう?」
黒子「………………!!」
その直後、黒子から凄まじい突風がおきた。
しかも真っ黒な……
ピリピリッ……
青峰「テツ!!」
青峰が止める。
だが嫌な予感を察知したのか
タイミング良く亜美火が目を覚ました。
亜美火「う、ん………」
黒子「永井さん……」
亜美火が起きると黒子を囲むようにしておきていた、真っ黒な突風は消えた。
赤司「目が覚めたかい?何処か痛いところはない?」
亜美火「………ッ//////」
綺麗な赤毛、瞳、声、整った顔立ちが亜美火の目の前にあった。
亜美火「だ、大丈夫です//」
赤司「俺の事を覚えていないのか?」
黒子、青峰、亜美火「え…………!?」
赤司がおかしな事を言った。
赤司「あぁ、すまない。ちょっと、遊び心があってな。」