第7章 昔話をしようか
赤司「あ、あみ………?」
亜美火の叫びを聞き、赤司が目を覚ます。
亜美火「おかあさん!おかあさん!!」
亜美火が母の体をゆさぶる
赤司「こ、これは………!?」
亜美火「おかあさんが目を覚まさないの!!」
赤司も亜美火の母の体を揺さぶる。
赤司「あみのおかあさん!起きて!起きて!!」
すると手がぴくり、と動いた
亜美火、赤司「!!」
亜美火「おかあさん!」
亜美火母「亜美火………?」
亜美火「おかあさん!大丈夫!?」
亜美火母「あみ……おかあさんはもうダメみたい…」
亜美火「いやだ!おかあさんがいないといやだ!!」
赤司「おれもいやだ!!」
亜美火の母は血まみれの手を精一杯伸ばし
亜美火と赤司の頭を撫でる。
亜美火母「貴方達はわたし達の“希望”なの」
亜美火「きぼ…う?」
亜美火母「そう……」
苦しそうに言葉を続ける。