第10章 子供になった君 ~赤司~
「ギクッ...」
「はぁ.....怒らないからこっちにおいで」
黄瀬に抱きついていたが
おずおずと僕に歩みよってきた
なんだか僕がいじめてるみたいだ
「なんでこんな事をしたんだい?」
「最近、試合前で征ちゃんかまってくれなくて寂しくて。でも言い出せなかった。
「僕にかまってほしかったの?」
をこんなに不安にさせていただなんて
今回ばかりは僕のせいだな......
「さつきに相談したら、素直になれる薬くれるって....」
「それを飲んだのか」
「ふぇ、征ちゃんごめんなさいぃ...」
あぁ、泣かせてしまった....
泣かせるつもりはなかったんだが
「赤ちーん、ちん泣かせちゃだめだよー」
「赤司くん、大人気ないですよ?」
「赤司っち、鬼畜っス!!」
「おーおー、かわいそうだなー」
「はー、お前達は黙っててくれ」
お姫様の涙を止める魔法
それは、
「....これからは寂しくなったら、ちゃんと言うんだよ?」
ちゅっ
「征ちゃんっ///」
「僕がこんなに甘くなるのは、だけなんだから」
王子のキスと愛の告白