第3章 無防備な彼女 ~赤司~
赤司side
体力向上を目的に開かれた今回の合宿
朝早くから夜近くまで行われた地獄の練習は終わり、
今は生徒の入浴時間だ
「随分はやくあがってしまったね」
まだ少し水分を含んだ髪を拭きながら廊下を歩く
ふと目の前に人影が
「あっ、征ちゃん♪」
僕の恋人だ
今からお風呂に行くんだろう
まだ使ってない着替えを抱えてる
「今からはいるのかい?」
「うん!!ここのお風呂お肌にすごくいいってさつきちゃんが教えてくれたの♪」
うれしそうに笑うを見てると僕のイタズラ心に火がつく
「でも、大丈夫?」
「え、何で?」
「もう少ししたら、雨が降り出して雷が鳴るらしいよ?」
「やだあぁぁぁーーーっ!!!((;Д;三;Д;))」
面白いくらいに慌てる
「かわいぃ....」
泣きながら抱きついてきたの頭を撫でる
「大丈夫だよ、嘘だから」
「ひどい!!征ちゃんのバカバカバカバカーーー!!!」
僕をバカ呼ばわりしながら大浴場に走っていくの姿に
笑みがこぼれた
「さて、僕も部屋に戻ろう」
このとき僕はまだ
この後に起こるアクシデントに気づかなかった