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あやかし百鬼夜行

第11章 エピローグ



部屋に入って来た僕に気付き、涙雨がこちらを向く。

涙「随分遅かったね、由賀。どこ行ってたの?」

自分の気持ちに気づいたせいか、変に意識してしまう。

由「ん、ちょっと…………ね。」

涙「?ふーん。」

あぁ、もう!

由「涙雨、ちょっと外に行かないか?」

涙「え?い、良いけど……。」

いきなり言ったからか、涙雨が少し動揺してる。




僕らは、皆が騒いでいる部屋を後にして、縁側に並んで座った。


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