第9章 夢
涙「っ!」
逃げようとするけど、足が動かない。
(嘘でしょ………!!)
來「さぁ………俺と来い!涙雨!」
涙「……………!嫌っ……!!」
來賀に捕まれる、と思った瞬間、何かが來賀の手を跳ね返した。
來「くっ!!………海御前………この死に損ないがぁっ!!!」
涙「海御前!!」
海「涙雨には………指一本触れさせない。あなたの様な……裏切り者にはっ………!!」
來「てめぇら!!涙雨を捕まえろ!!」
賊「「おーー!!!」」
海御前はまた私を抱き、賊に攻撃した。
賊「うわぁぁっ!」
賊「ぎゃあっ!!」
どんどん賊が殺られていく。
來「くっ………!」
海「………………こんなので、良く襲撃しようと思いましたね…………さようなら。」
そう言って、海御前は炎の中を水を纏いながら抜け出した。