第9章 夢
皆が寝静まった頃、館に火が放たれた。
頭「何が起きたっ?!」
海「賊の襲撃です!!すでに、大半が殺られています!!」
頭「なんだって?!」
ちなみに、海御前はこの頃からの付き合い。
涙「お頭っ!!何があったんですか?!」
私は何が起きたかわからずに、混乱していた。
周りには、血の匂い。それと、死体が焦げたような匂いが充満していた。
泣きそうになっている私を、お頭は優しく撫でながら
頭「涙雨、心配すんな。俺が全員ぶちのめしてやるからな!」
と言ってくれた。
頭「だから、お前は海御前と一緒に逃げろ。良いな!」
涙「い、嫌です!!私も一緒に闘います!!」