第2章 プロローグ
海御前「お頭様、これから何処へ行くんですか?」
海御前が聞いてきた。別に決めて無いから、返答に困るな~。
足洗邸「駄目よ、海御前。お頭様の事よ。考えて無いに決まっているじゃない。」
うっ………図星……。足洗は厳しいね~。
鈴彦姫「お頭様ぁ、ホンマにどないするんどすかぁ?」
鈴彦……ちょっと待っててよ~。
火車「お頭様!あっちに人の死体見つけたんで、行ってきます!!」
ちょ……火車~勝手に行動しないでよ~。
以津真天「お頭様……早く決めてくれません?」
以津真天……待ってってば~……。
山姥「お頭、猪を取ってきた。………食うか?」
お~美味しそう~って、山姥!いつの間に…………。
六右衛門狸「お頭!あっし、ちょっくら行ってきます!」
六右衛門!どこに?!
涙雨「あ~も~、ちょっと待ってよ~!!」
私が大声を上げると、皆がストップした。