第8章 館
涙「來賀っ………!!!!」
來「よぉ、涙雨。久しぶりだなぁ。」
首「てめぇ………ここから出しやがれっ!!」
首吊りが鉄格子に向かって、術を使う。
すると、何かが跳ね返って、首吊りに当たった。
首「ぐああぁぁあっ!!!」
権五「首吊りっ!!おい!しっかりしろっ!!」
涙「これはっ………」
來「涙雨はわかったか?これはなぁ、俺らを退治しよーとした、陰陽師の輩どものをかっさらってきたもんだ。なかなか、威力あるだろ?くはははっ!!」
妖怪退治の札でも使ったのか?!
くそっ……!!
來「さぁてと……涙雨、10年以上俺は待った。俺と来るよなぁ………そんな甘っちょろい奴らなんかと居るより、俺と居た方がよっぽど楽しいぜ!!」
涙「……あんたなんかと、誰が一緒に居るもんか!!家族同然のお頭や仲間を殺したくせにっ………!!あんたと一緒に居るくらいなら死んだ方がマシよ!!」
涙雨さんが叫ぶ。
仲間を殺した…………なんて奴だっ……!!!
すると、來賀の顔から笑いが消えた。