第8章 館
ー由賀sideー
さっきから外が騒がしい。
まさか…………涙雨さん達が………
そう思っていると、ドカーンッと凄まじい音を立て、ドアが壊された。
首「お頭っ!!」
由(首吊りっ………!)
それに、皆も居る。
涙雨さんも
後ろに來賀が居るのに気付く。
危ないっ!!
由「!駄目だ!!逃げろ!!早くっ!!!」
海「えっ………………っ?!?!」
皆が僕の方に来るのを待っていたかのように、罠が発動した。
涙「な、何これっ?!」
鉄格子の檻に閉じ込められる。
由「くそっ……!!!」
僕の声かけがもっと早ければ……!!
來「くくっ……まんまと引っ掛かったなぁ。」
來賀が、皆の方へ寄る。