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あやかし百鬼夜行

第5章 助けに


涙「ゴメンね~、お待たせして。犯人の目星は何となくついてるけど~どうする?もう行っちゃう~?」

おとらさんに聞くと、冷静な声で返してきた。

お「いえ。まずは作戦を立てます。そうですね………この中で、人間に化けられる者は?」

権五「俺はできるが………」

涙「へぇ~、権五郎火すごいね~♪」

お「では、権五郎火は人間の女に化けてください。服は………篠咲狐に貸してもらって。篠咲狐!」

篠「何ですかぁ?おとらさん。」

お「服を権五郎火に貸してあげてください。」

それを聞くと、篠ちゃんは苦い顔をした。

篠「服を貸すのは良いですけど…………なんで権五郎火?」

権五「うるせぇ!俺だって嫌だよ!」

お「訳があるんです。貸してやってください。篠咲狐。」

篠「はぁい。」
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