第2章 天邪鬼とツンデレの違い〜家康・幸村〜
あかり「い、家康!早い!歩くのもっと緩めて…!」
城下は人が多く、なるべくぶつからないようあかりは気をつけて家康の後を追っていた。
家康「少し黙ってて」
ピシャリと言われてあかりは口を噤んだ。
(機嫌悪いな…確かに自分達の敵に遭遇したら呑気にしていられないよね。)
とあかりは思っていたが、一方家康は
(なに、、あれ。真田があかりに好意を寄せてるとかありえないんだけど。あかりもあかりだ。俺と居るのに他の男と話して…途中から俺の存在忘れてただろ。)
あかりとは全く別の事を思っていた。
まぁ、自分達の敵なら尚更、嫌になるだろうが。
途中から家康は安土城ではなく、自分の御殿へあかりを連れていった。