第2章 天邪鬼とツンデレの違い〜家康・幸村〜
〜あかりside〜
あー、いい天気だなぁ…こんな日は日向ぼっこしながらうたた寝が良さそう。
安土城の廊下を拭きながら あかりはふと空を見上げた。
真っ青で雲ひとつない、暑くもなく寒くもない気温の今日、 あかりは今後の予定を想像していた。
家康「…何そんなぼけーっとしてんの。」
あかり「あっ、家康。」
家康の金色の髪がお日様に当たりキラキラと透け、青々とした草原をイメージさせる翡翠色の眼が呆れたように あかりを見ていた。
(…相変わらず綺麗だなぁ。)
あかりは家康をまじまじと見ていると、家康に
「そんな見ないでくれる。」
うっとおしいと眼で訴えられた。
(うーーん、これで性格が秀吉さんとかだったら城下に行ってたらモテモテなんだろうな)
あかりは今だに家康のことを見るのを
止めなかった。