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time after time 2

第1章 永遠の誓い


宝物。
それは。
あの人と、の「愛の証」
なんて、なんだかよくあるそんな言葉ではまとめたくないくらい
大切な大切な宝物。





両手に抱きしめて そっと頬にキスをする。
生まれてきてくれて、ありがとう。
少しだけ眉が似てるの。
そして、大きなその目がそっくりで。
いつもはその天使を抱き上げる。

「いてっ」

ずっと一緒にいることを誓ったリョーマが傍で眉根を寄せていた。
見れば、小さな手を目にぶつけられたらしい様子でリョーマは溜息をつく。
ピンクのベビー服に身を包んだその小さな姿は、きゃっきゃっと機嫌よくリョーマを見つめ笑い出す。

「もうこの子ってば、本当にリョーマが好きなんだね」

薄いブルーのベビー服に身を包んだ天使は、にっこり笑ったを見つめた。

二つの、木製のベビーベッド。
それぞれに置かれた、哺乳瓶。
キッチンに置かれたミルクの缶と、真っ青な空に干された小さな靴下。

病めるときも健やかなる時も・・・と一生の愛を誓って。
別に、盛大に式というものを行ったわけじゃない。
思い出の、青春学園中等部のテニスコートで。
リョーマは、下を向きながら。

「こういうの・・結構照れるもんだね」

の左手をとって、永遠の愛を誓うことが出来る銀のリングをはめた。

「待たせた・・・ね。好きなだけ傍にいてよ」

少し照れた様子のリョーマがその照れを隠しながら言葉を発する。

「あのねえ、なんできみはそう反抗的な言葉しか言えないの!」

は、腕を組みリョーマに背中を向ける。
こういうときくらい、もっと喜ぶこと言ってほしいのに。
周りから、聞こえる野次にリョーマはうっと顔をゆがめて。
はあっと溜息をついた。
背中を向けた、の肩を掴んで自分のほうに無理やり向かせる。

「な、なに」

反抗的なその、の口を一気に塞いだ。
意外に、深かったそのキス。
ペロリと舐められた下唇を気にしてはリョーマを見つめた。
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