第29章 眞事くん!ついに始動する!
私はそんな苦しげな黒さんを横目で見ながら、
ひたすら床で悶えている。
皮膚がプクプクになっていき…床に私の体液が広がっていく…
魅菜
「んあああっ……」
(黒さん……)
もうダメかも知れない…そう悟った私は…
煮魚の濁った目のようになりつつある自分の目で…
必死に鍋の中をかき混ぜている黒さんを見つめる。
魅菜
「……あ"ぅ………」
(鍋の中身を…床にぶちまけた方がはや……いんじゃ……)
黒
「あちっ!あつっ!あちちっ!!」
そんな事を思いながら…
私の激動の人生が幕を閉じた。