第27章 狙われた赤ん坊
(困ったなぁ…💦)
どう説明すれば良いか考える。
(でも嘘をついてもまた同じ事をするかも……)
魅菜
「ノアくん……おいで……」
私は涙を流しているノアくんを自分の前に呼んだ。
魅菜
「ノアくん…」
ノア
「…なぁに…?💚」
魅菜
「あのね…今ね…私には小さな赤ちゃんが2人、
黒さんていう夫が1人…これが私の家族なの。
だからノアくんのお母さんになれないの……」
ノア
「え!?なにそれ!!むかつく💚
…分かった!!そいつらが居なくなれば、
母さんは父さんと俺の所に来てくれるんだね!!💚」
魅菜
「なっ…なに言って……」
ノアくんは、
手品…というかイリュージョンのように
サッと着替えると風呂場から飛び出した。
"バタバタバタバタバタバタッ!!"
魅菜
「ノアくん!!まっ…待ちなさい!!💦」
(黒さんは…アレだけど白祢(はくね)と亜経(あつね)が危ない!!!!)
私も身体にタオルを巻いたまま、
ノアくんを追って風呂場から飛び出した。