第27章 狙われた赤ん坊
ノアくんは驚き、そして止まった。
魅菜
「…私は……ノアの母親じゃないの。
良い?分かるかな…
たしかに乳首を吸わせてまだ小さな貴方を育てたのは私だけど…
でも違うのよ、貴方の母さんじゃない……
貴方も気付いているのよね?」
私は近くにあったタオルで身体を隠して呆然と立ち尽くす
ノアくんに言い聞かせる。
ノア
「……知らないよ💚
俺の母さんは…貴女だだけだ!」
魅菜
「違う!私は貴方の母さんなんかじゃ……」
途中まで言いかけた時…
私は言葉を丸呑みした。
だって…
ノア
「………ッ………」
さっきまでは青年の姿だったノアくんが、
今は13歳前後まで小さくなって目に涙をためて
今にも泣きそうだからだ。