第24章 あれ?もしかして◯獄◯女好き?はい好きです。
今にも事切れそうな、ななみちゃんの言葉を1つ1つ受け止める。
ななみ
「……あれ…アンタ……腹でかくね……」
魅菜
「…妊娠してるの…お母さんなの私……」
ななみちゃんは、
私の手から手を離すと…
魅菜
「………」
精一杯に伸ばした手の指先が、
私のお腹にそっと触れた。
ななみ
「……羨ましい…よ………」
魅菜
「………」
ななみ
「……妊娠……するって…どんな感じなの…?」
魅菜
「……とっても不思議な感覚だよ。
自分の身体の中に、自分とは違う存在が心臓を動かしているから…」
ななみ
「……そっか……ふふっ……そっか……
アンタ…ならきっと…良いママに……なれるよ……」