第22章 口寄せをインチキとか、まるで夢がないね
娑羅志奈
「…なんだいこの半端もんは!!
ケッ!近寄るんじゃないよ!!穢れた馬鹿女!!」
魅菜
「!?」
娑羅志奈さんは私にツバを吐きかけると、
まるで汚い物を退けるかのように、
側にあった杖で私の胸元を押した。←痛かった…
黒
「おい!!クソババア!!なにすんだよ!?」
すぐに黒さんが私の元に来て、
杖を払ってくれた。
(穢れたもの…て??)
九尾
「娑羅志奈…この娘は可哀想な娘なんだ…
人攫い…にあって無理矢理あちらに引き込まれ…
この身体になったのも、その流れ…
そう汚いもののように扱うな。」
娑羅志奈
「フンッ!!
人攫いにあったのは…その娘に隙があったからだな!
んだで、同情はしないよ!!」
魅菜
「…(;´д`)あははっ…」
(…もしかして志奈お婆さんは…
私が不老不死だって見抜いた…?)
九尾
「…娑羅志奈…で、口寄せしてくれるのか?くれないのか?」