第20章 隣の畑は奇妙に見える
でも金太郎さんは、その手を緩める事はなく…
魅菜
「痛いです💦金太郎さん💦」
金太郎さんの凄まじい握力に私の手の骨がどうにかなりそうだ。
金太郎
「今度こそ…良い人で…暮らしているのに……
そうやって外で拒否されちゃうと……
オラが変な奴だって…また噂が広がってしまう……」
魅菜
「!!」
そう言うと金太郎さんは農民服の股間から斧を少し取り出し、
私に見せてきた。
(ばっ…ばっちぃ!!…じゃなくて…怖っ:(;゙゚'ω゚'):)
そして更に私に囁いてくる。
金太郎
「俺の父ちゃん…赤龍なんだぜ……」
(だからなに!?💦)
妖界に居るのが長くなってきたせいなのか?
無知のせいなのか?
龍の凄さがいまいち分からない私…