• テキストサイズ

A N I S A K I S .

第16章 信じられない馬鹿





カナリア
「そして…3つ目は処女を取り戻す……

これは難しいわ…

何しろその人間の娘は…

九尾との契約を交わして不老不死を手に入れてる……」










「…ですよね……」









俺は再び項垂れる。


仕方がないとは分かっているが…









カナリア
「…こんな事…言いたくないけれど、

魔法で全て解決出来るなら…

誰かの死で泣く人も居ないし…この世界は平和だらけよ?

…私は彼女が可哀想に思うの…

貴方の事を愛していたのに信じていたのに…

九尾に抱かれた瞬間から距離を置かれ拒否されて、

また貴方の勝手で心を揺さぶられる…

3つのお願いは…彼女なりの復讐ね。」










「復讐?」








カナリア
「魔法じゃどうにも出来ない、

彼女のココに響くような貴方の言葉が…

3つ目のお願いの代わりになるんじゃないかしら?」









カナリアさんは、


大きな胸の谷間をトントン叩いた。








(エッロ…じゃねぇ!!

そうか…なるほど!!!)










「ありがとうございます!!

俺…さっそくブスに言いに行ってきます!!

カナリアさん!ありがとうございました!!」








"バフッ💨"








俺は狼の姿に戻る。









カナリア
「こらこら!焦っちゃだめよ!

ほら…特別に私の愛猫のルーノを三毛猫に変えてあげたから、

連れて行きなさい!!

呪いは直ぐにしてあげるから!」









カナリアは、

いつ魔法をかけたのか分からないけど、

ルーノという三毛猫柄に変えた猫を俺の背中に乗せてきた。








(なんか毛並みボサボサしてるし…

こう言っちゃアレだけど…ブッサイクだな…おぃ…(´-ω-`))










「ありがとうございます!!

あっ!そーいやお礼を……」








俺は口に金の入った封筒をくわえ、


カナリアに渡す。








/ 827ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp