第14章 九尾
【魅菜視点】
女性の後について洞窟の奥へ進んでいくと…
徐々に明るくなってきた。
?
「九尾様…不老不死を賜りに来た人間のおなごでございます。
よきおはからいを……」
女性がそう言うと…"パッ"と広い空間が現れ…
その中央に白いミディアムヘアーの男が現れた。
香景
「…こっちへきな。」
九尾は私に手招きをする。
魅菜
「あ…はい…」
私は恐る恐る近づいていく。
(クロウさんが前に沢村さんを不老不死にした時は確か…
吸血だったよね?!
っと言う事は…ん…似たような感じなのかな?💦)
香景
「ふーん、なかなか良い女だ…」
九尾さんは私の頬を撫で、
腰に手を回し胸に近づける。
((;´д`)💦はっ…恥ずかしい💦)
香景
「反応が初々しいな…悪くない。」
そして…
九尾さんは私を持ち上げる。
魅菜
「え💦あっ…あの💦」
香景
「なぁ〜娘。
なんで不老不死になんぞなりたいんだ?
…その美しいサマを永遠に楽しみたいからか…
それとも好いた妖怪でも出来たか?」
香景さんの綺麗な声が響く。
魅菜
「…はい…好いた方が出来ました……」
香景
「そうか!お前は妖怪を好いたのか!
それなら…良いだろう!不老不死を授けてやる!!」
九尾さんは、
布団のような?ワタのような?物が敷かれている場所にやってくると、
私を下ろした。