第13章 子捨て妖怪
すると…
?
「お客様ですね。いらっしゃいませ。
ご用件は?」
突然、細くて白い女が俺の前に立った。
黒
「…九尾殿にお願いがある。
この娘を……不老不死にして頂きたい。」
俺は何も知らない魅菜を女の目の前に突き出す。
魅菜
「よ…宜しくお願いします(´・ω・`)」
律儀に頭を下げる魅菜
?
「…はい…分かりました。
それではその娘をこちらに……」
俺は入り口からずっと繋いでいた
魅菜の小さくて暖かい手を離した。
魅菜
「黒さん、行ってきます(*´ω`*)ノ"」
離した手は俺に向かって振られている…
俺は…それを直視出来ず…
黒
「…あぁ…」
下を向きながら見送った。