第13章 子捨て妖怪
俺はゆっくり被害女性の介抱をしている魅菜に近付く。
(1本くらい…悪りぃ魅菜!お前の為だ!!」
俺は魅菜の頭に指を近づけ…
眞琴
「( ◠‿◠ )」
(今だぁあああ!)
黒
「んっ!!」
勢いよく指を伸ばしたのは良いが、
ちょうどよく魅菜の肩に抜け毛を発見した。
(抜く必要ねぇーな、これで良いか!!)
"ひょい"
魅菜の肩から抜け毛を摘み上げ…
黒
「ほらよ、眞琴…」
俺は眞琴に魅菜の髪の毛を渡した。
眞琴
「はいはい、確かに…( ◠‿◠ )
それじゃ…今から教える場所に行ってみてくださいね。
ここから北に10kmほど離れた場所に大きな洞窟があります、
そして、その奥ほどに齢402歳の九尾の香景(こうけい)様が居るはずです。」
黒
「ありがとな眞琴!
そんじゃ、さっそくいって……」
すると眞琴には似合わない誰かを心配する表情を浮かべて、
俺に対し忠告する。