第13章 子捨て妖怪
魅菜の切羽詰まった声が響く。
黒
「…おっ!おう!!」
魅菜の声が俺の迷いをはらった。
"ドンッ!"
眞琴
「んぎゃぁああああ!!!!」
俺は眞琴の顔面を殴った。
そして…
眞琴
「あぎゃ…ゔあいゔぅっ!!」
数メートル先の壁に叩きつけられ床に転がった。
魅菜
「だっ、大丈夫ですか!!?」
そして魅菜は直ぐに、
首を絞められた女の元へ走った。
女
「ケホッ!!ゲホッ💦」
助かった女を見てため息をつくと、
俺は眞琴の所へいく。
俺の右腕の拳には眞琴の血液がついている。
その拳を床に転がっている眞琴の服で綺麗に血を拭きとりながら、
意識があるか無いか分からない眞琴に話しかけてみる。