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A N I S A K I S .

第2章 ムーンライト





白梅
「逃げても無駄だよ!!

私からはね…逃げれた人間はいないのさ!!

ほら!出てきな!!近くにいるんだろ!?」








(ドキッ(´⊙ω⊙`;))









白梅
「アンタの…艶かしい体臭は覚えてんだからねェ!!」










( 体臭(゚o゚;;) )










白梅
「あたしを馬鹿にすんじゃないよォオオ!!!!クソアマ!」









"タッタッタタタタ…"









どうやら、


白梅さんは見当違いをしたようで


私がいる場所と正反対へと走って行った。








(体臭を覚えていても…この臭いの中じゃね……)








私はホッと肩を撫で下ろし、


幹に寄りかかりながら根元に座り、


木の葉や枝の隙間から垣間見える赤月を眺める。








(臭い………)








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