第11章 視野
クロウ
「…髪…編んで良い?」
魅菜
「え?…あっ、はい(*´ω`*)」
魅菜の長くて綺麗なマロン色の髪を綺麗に編み込みをしていく…
クロウ
「魅菜は…日本人にしては珍しい髪の色だね。」
魅菜
「あ…父方の祖母が外国人なんです。
だからその影響かと……」
(そうだったか。
瞳も珍しい色をしていたから違和感はあったが…なるほど)
クロウ
「それなら尚更…これから着てもらうものは凄く似合うかもね。」
魅菜
「え?」
編み込みをした髪を更にアップにすると…
クロウ
「……あれを着てみて。」
俺は部屋の奥にある本棚にかけていた"赤いドレス"を指差した。