第11章 視野
俺と魅菜の足音が響く。
魅菜
「結構…長いですね。」
クロウ
「そうだね。
人間界でいうと10階建てのビルくらいの高さは降りるよ。」
魅菜
「10階!?…す、凄いですけどなんでこんな構造に?💦」
俺の背後から可愛い声で質問される。
クロウ
「それはさ…
俺がヴァンパイアだから本当に暗い場所を追求したらこうなった。」
魅菜
「え?でも妖界だって十分…」
クロウ
「赤月の光でさえも眩しくてね、気が休まらないのさ。」
魅菜
「そうなんですね(´・ω・`)」
それから暫く、階段を降り続けていると…