第2章 ムーンライト
白梅
「赤月はね…
人間の煩悩の全てよ。」
魅菜
「え?人間の煩悩??」
(ちょっと、意味が分からない…)
白梅
「人間世界の煩悩が増えれば増えるほど…
あの赤月の赤の深さも…流す血の量も変わってくるのね。
そうね…分かりやすく言うと…
あの赤月は人間界の廃れ具合のバロメーター?って感じ。」
(え?人間界?それじゃ…ここは?)
白梅
「人間界が表世界なら…妖界は裏世界…
魅菜さん、
貴女は私の手によって人間の世界から人攫いされたのよ( ◠‿◠ )」
(よ………妖界!!?)
魅菜
「(||´⊙口⊙`)事件!?」