第8章 お見合い
会場の中に入ると予想外の光景が飛び込んできた。
人間の女性が半分、妖怪が半分…
ちょうど良い感じだった。
(皆んな…どんな表情して……)
人間の女性を見ると、皆んなニコニコして喜んでいるようだ。
(な、なんで?)
訳がわからず戸惑っていると、
身長が高い女性が私に話しかけてきた。
女性
「あら、あなた…
集合場所に居なかったわよね?
どうやって妖界に来たの?」
魅菜
「え?集合場所??」
女性
「ん?あなた、ポスターを見て妖界に来たんじゃないの?
妖怪とお見合いしませんか?
不老不死が手に入りますって言う謳い文句の…」
魅菜
「(´⊙ω⊙`)え!?
わ、私はその…拐われて無理矢理こちらの世界に来たので💦」
そういう事か…
女性達がニコニコしているのは、
不老不死が目的だからだと理解した私。
女性
「あら拐われてきたのね…まっ!良かったじゃない?
不老不死よ!不老不死!!」
良く見ればこの女性もほかの女性も綺麗な人ばかり…
(そっか…そういう事なんだね…)