第7章 寒い夜
眞琴
「ねぇ、魅菜ちゃん?
どうして僕が 雨合羽着てるか…分かる?」
魅菜
「えと💦あの💦」
眞琴
「それはね…返り血を浴びても大丈夫なようにだよ。」
(ヒィッ💦)
眞琴
「怖がらないでよ。
今は雨合羽着てないでしょー?
魅菜ちゃんを殺す気ないからだよー。」
魅菜
「あの💦…ヒィッ!!!」
眞琴くんが温かい身体で私を抱きしめてきた。
眞琴
「…魅菜ちゃん、1つ良い事教えてあげようか?」
魅菜
「?💦」
続けて眞琴くんは私の耳にかかった長い髪の毛を退かすと、
唇を耳に近づけて囁く。
眞琴
「いま処女を無くせば、
もう見合いに出る資格はなくなるんだよ?
見合いは処女限定……だからさ。」
魅菜
「え!?」
手で目を塞いだまま驚く私。
眞琴
「じきに"ワンコ"と"コウモリ"か此処に押しかけてくるよ?
決断するなら今だよ?」