第6章 眞琴くん
眞琴
「僕さ、何歳に見える?」
血の池に向かいながら、
眞琴くんが人懐っこく私に話しかけてくる。
(何歳…?
うーん、何歳だろう…)
赤月の光に照らされている眞琴くんを見つめる。
上下の黒いカッパが妙な雰囲気を醸し出している。
眞琴
「ねぇ、何歳に見える!?」
魅菜
「うん…そうだなぁ…
私と同い年くらいかな……」
素直に答えてみた。
眞琴
「半分当たり!でも半分不正解!!」
魅菜
「え?どういう………」
眞琴
「本当の年齢は180歳だけどさ、
それは、この世界の女妖怪に妖力を分けてもらってるから
老けないままの年齢…
この老けない身体を手に入れる前は17だったから、
魅菜ちゃんと一緒…
だから半分当たり、半分不正解ってこと。」
魅菜
「180歳!!?(´⊙口⊙`)!??」
私は驚き口をポカーンと開けてしまう。