第6章 眞琴くん
そして、
黒さんオススメの着物屋へ向かって歩き出した時…
?
「うわ〜!もしかして、人間の女の子ですかぁ!?」
魅菜
「(・Д・)ん?」
黒
「(´・ω・)ん?」
上下黒い雨合羽を着た、同い年くらいの賢そうな男の子が私に話しかけてきた。
?
「何をしにこの世界に?( ◠‿◠ )」
ニコニコしているようだけれど…
(ん…?なんか……)
そう、彼の眼鏡の向こうの目は全く笑ってなかった。
黒
「おい…ブス……コイツに関わるなってんだ。
コイツは……」コソコソ…
魅菜
「(´・ω・`)え?」
黒さんが静かに私に耳打ちする。
?
「もしかしてその狼さんのお嫁さん( ◠‿◠ )?
…でもさぁ〜、見かけない顔だし?
キミ最近こっちに来たばっかでしょ??
この世界にいるって事は…拐われてきたんでしょ??
ん…それならまだ…お見合いまで日があるし………
うーん、役所から逃げ出して来ちゃったのぉ?」
魅菜
「…えと💦」
私は黒さんの耳打ちが気になって返事が出来ない。