第5章 思春期男子と
"ガラガラガラガラッ…バタンッ!"
そして玄関の戸を閉めると…
私は乱暴に土間に投げ捨てられ…
魅菜
「いたっ💦」
腕と膝を思い切り擦った。
黒
「外で騒ぐんじゃねぇーよ!!」
魅菜
「…でも私…怖くて……」
怪我をした腕を手で押さえながら
上目遣いで黒さんを見る。
黒
「!!」
魅菜
「でも…確かに迷惑でしたよね。
ごめんなさい、黒さん…」
黒
「…フンッ!べっ…別に気にしてねぇーよ!!
それより、傷見せろってんだ!!」
"ガシッ"
そう言うと私の怪我をした腕を乱暴に掴み、
傷をマジマジと見つめてきた。
黒
「お前…傷はともあれ…
身体あったかいぞ?どうした??」
魅菜
「え?」
突然わけの分からない事を言ってきた黒さん。