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全てを愛し

第2章 初めての…




増「ん~?どーしたのぉ?」
*「いやっ、なんでもないです」
増「そっかぁ」
*「…そろそろ、酔い覚めましたか?」
増「わかんにゃぁーい」



冷めてないですね


私、いつまでここにいればいいんだろう?



ってゆーか、一人でのこのこ男の人の家はいっちゃって



うかつすぎ?



増「…おれねぇー、彼女と別れちゃったんだよねぇ」
*「!?」



いきなり!?


ってゆうか、失恋してお酒いっぱい飲んでこんなになったってこと?



増「おれ、大好きだったんだけどなぁ~ なんかいけないことしたかなぁ?」



同じこと



増「おれ、だめかなぁ?」




何回も思った



やばい、目の奥熱い…



増「…!? ご、ごめんね!? こんな重い話しちゃって!」
*「いや、大丈夫です… 私も何回もそんなこと思っていたので…」



なんでだろう



勝手に涙があふれてしまう



止めようとしても、全然止まらない



今日会ったばかりの身しらずの男の人の話聞いて



こんなに泣いちゃうって



ばかだなぁ



増「俺、酔い覚めちゃったし これから飲もうと思うんだけど、一緒にどう?」
*「…いただきたいです」



ホントはお酒すっごく弱いけど


こんな現実を受け止めたくなくて


記憶をなくしたくて
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