第2章 調教
イったばかりの灯翠の拘束具を、男は外し始めた。
ベッドからの拘束を解き、灯翠をベッドに座らせる。
手は後ろに回して手枷をはめ、口枷を取った。
「んっ…!」
目隠しをされた灯翠の口に、男のモノが突っ込まれる。
「ほら、ちゃんと舐めて?」
「…っ」
躊躇する灯翠に、男は顔を顰め、
「…再調教されても知らないけど」
灯翠ははっとした。
そう。
言うことを聞かなければ、終わりなのだ。
灯翠は、口に入れられたモノを舐め始めた。
くちゅくちゅと、いやらしい音が響く。
いつまでこうやって過ごすのだろう。
今まで、平凡だけど幸せな日常を送ってきた。私は幸せだったのに。
必死にモノを舐める灯翠の目から、涙がこぼれる。
と同時に、灯翠の口に白濁液が流し込まれた。
モノを引き抜かれ、苦い味だけが口に残る。
「泣いてるの?かわいそうに…」
男は灯翠の涙をぺろりと舐めとった。
「大丈夫、すぐきもちよくしてあげるから」
男はそう言って出ていった。