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愛欲ノ奴隷【R18】

第2章 調教


「ん…」

灯翠は、目を覚ました。

ここは…どこ?

今まで何をしてたのだろうか。

しばらく考えて、灯翠ははっとする。

自分は、買われたのだ。

あの恐ろしい光景を見たあと、会場へ向かわされ、檻の中で首輪を繋げられて、競りにかけられたのだ。


灯翠は、ベッドに拘束されていた。

仰向けの状態で、M字開脚にされ、足枷で固定されている。手もベッドの柱の両端にそれぞれ繋がれ、身動きがとれない。

目隠しをされ、口にはボール型の口枷をはめられていた。

しばらくして、音が聞こえた。
ドアの開く音。続いて、足音。

「気がついた?」

若い男の声だった。

「今日から僕は、君の主人…
大丈夫、すぐ怖くなんてなくなるよ?」

甘ったるい声。

だが、灯翠にとっては恐怖でしかなかった。
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