第4章 お仕置き
「う…ぁん、や、らめっ、ぁあっ、!」
「でも、気持ちいいんでしょ?」
「…っ」
ぴしゃん!
「あっ!」
黙った灯翠に、鞭がふるわれる。
「本当のこと言って?」
「ぅ…ぁ、きもちいぃ、ですぅ……っぁ!」
灯翠はすでに何回も絶頂に達し、身体を痙攣させながら腰を激しく振っていた。
床はびしょびしょに濡れ、時々灯翠の秘部からは、ぷしゅ、ぷしゅ、と、潮が吹き出ている。
「これは?」
「あぅっ!」
鞭がふるわれる。
しかし、それすら、灯翠にとってはすでに快感となっていた。
「あ…っ、ください…っ!」
「なにを?」
「痛いのぉっ…それ、鞭ぃ……っあんっ!」
望み通り、男は再び鞭をふるった。
「灯翠はとんでもないマゾだね?」
「ん…っああっ!」
「もっと気持ちよくなりたい?」
「はぅぅ…っぁ、なりたい、です…っ、 」
「じゃあ、ちゃんとおねだりして?」
男は笑う。
「変態でマゾの奴隷の灯翠に、もっとお仕置きししてくださいって」
「…っ、あ…っ!」
躊躇する灯翠を、男はもう一度鞭で打った。
「言って?」
「…ぅ、へん…たいで…っあ、マゾのどれ…の灯翠に…っ、ぁんっ、もっと…おしおきしてっ、くださいっ…、!」
「…いい子」
男は玩具の振動の強さを大きくした。
「ぁあああああああっ!」
灯翠は大きく身体を仰け反らせた。
自らクリトリスを、電マに強く押し付ける。
「あ…らめぇっ…これぇ、っ、ぁ、イくぅ、っ!」
身体を震わせながら、必死で腰をふる。
もはや鞭など不要だった。
そんなことをしなくても、灯翠はすでに自ら快楽を求めている。
「ぁ、あああっ!ぁん、らめぇっ、ぁあああああああっ!」
快感へ堕ちた灯翠を、男は玩具の電源が切れるまで、いつまでも眺めていた。