第4章 地獄ライフで天国を!【カラ松とおそ松】
「い、イクっ、だめっ、またっ、いっやぁっ」
「桜ちゃん、い、イクときついっ」
「い、今のも、すごかった……っ!」
水音と肌がぶつかる音が響き、桜はビクビクと跳ねながら達した。
ぎゅっと締まる感覚におそ松とカラ松は少し苦しそうな顔をする。
「ハニーっ!……俺ももうっ……い、イクぞっ」
「俺も出そ……っ、桜ちゃん!」
「も、もうだ、今イッたのにっ……あっ、やっ、ああああっ!」
おそ松も岩を背にすると、下から突き上げ始める。二人が激しく動き続け同時に果てると、桜は何度目かわからない絶頂をした。
情事が済み、三人で息を弾ませ抱きしめあっていると、遠くのほうから桜の名前を呼ぶ声がする。
「…………あ……ああ、やだ……閻魔様が呼んでる……お昼休み終わっちゃった……」
「ハ、ハニー……」
「桜ちゃぁん……」
「おそ松くん、カラ松くん……あの……」
ズルリ……っと、二人の熱を引き抜き、桜が何かを言おうとしたときだった。
「「見つけたぁあああああっ!!!」」
「ん?……げぇっ!!!???」
ドドドドッともの凄い勢いでカラ松を追いかけていたドブス班の女鬼達が走り寄ってきた。
「「桜様っ!!!」」
カラ松しか見てなかった女鬼達が慌てて、目の前でブレーキをかける。
「あ、えっと……」
「桜様!こんなところで亡者と何をっ!?」
「そ、そんな憐れもない格好で……っ!?」
「ナニをしてたんですかっ!?」
鬼達の一斉の質問に桜は目を泳がせる。
「な、ナニって……エッチなこと?エヘ♪
おそ松くんもカラ松くんも二人ともすっごくエッチ上手いから、みんなも是非してもらって♪」
きゅるんと桜が女鬼達に笑顔を見せると、ギラっ!と女鬼達はおそ松とカラ松を見つめた。
「……え?嘘だろ?」
「お、おそ松っ!逃げるぞっ!!!」
「「私達ともエッチなことしてぇえええっ!!!」」
「「ギャアアアッ!!!」」
桜は女鬼達に追いかけられ走り去る二人の亡者を見送り、ため息をついた。
「しまった…いつもの癖で押し付けちゃった……
ごめんねぇ~?二人とも」
END