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おそ松さん〜地獄の沙汰もマツ次第〜(R18)

第4章 地獄ライフで天国を!【カラ松とおそ松】


「次の亡者はまだけぇ~?」

「三途の川でトラブルがありまして……」

補助役の鬼がワタワタしながら裁きの間に入ってきた。
グッドタイミング!と桜はニヤリと笑った。

「あっ、お昼休憩行ってきまぁ~す♪」

「……桜~?」

「はい♪」

呼ばれて振り向き様にきゅるんと目を輝かせる桜を見て、閻魔はため息をついた。

閻魔「トラブルはほどほどになぁ~」



地獄の門を通り、朧車タクシーを捕まえる。桜は食事処で降りずに亡者達が刑を受けている場所へ向かわせた。
車から降りるとあちらこちらの鬼達から桜は声をかけられた。

「皆お疲れ様♪」

「おっ、どうしたんだ?」
「桜様!今日も可愛いな♪」
「俺と遊んでくれよぉ~桜様~」

「また今度ね♪」

ニコニコと手を振り笑顔を振りまきながら、キョロキョロと亡者達の姿を確認する。



「ア"ーッ!!!」

乳首から血を噴出してる六つ子の亡者を見つけた。

「何なのっ!?俺の乳首の扱いっ!?
世界に二つしかないのよ?!超必須アイテムよ?!何度も何度も……」

シクシクと大切そうに胸に手を当てながら、自分の乳首を労るおそ松。

「はい、ウルサーイ」

そんなおそ松に遠慮することもなく、目の前の女の鬼はおそ松の乳首を引きちぎった。

「ア"ーッ!!!」

「ふふっ、必須アイテム?……童貞なのに?」

「へ…………?」

おそ松が涙目になりながら横を見ると、気づけば口を押さえながらクスクスと笑っている鬼がいる。

「……桜様、こんなところに何しに来たんすか?」

おそ松の乳首を毟り取っていた女の鬼が不信な顔で桜を見た。
仕置きする鬼達にとって桜は上のまた上の上司にあたった。

「んー、視察?」

「は、はぁ……?」

「……あっ!!!君って……たしか、俺らを面接したエロ鬼ちゃんじゃねっ!?」

「ぶっ!?」

「エロ……私もちゃんと名前あるからね?」

はぁーっとため息をついて、桜はジロリと笑った女鬼へ睨みを利かした。


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