第3章 地獄のヌードデッサン【チョロ松】
「ねぇ、桜触ってみなよ」
一番前で覗き込んでいた女子が、隣に立っていた桜の袖を引っ張る。
「え〜! 私が!?」
「だって、桜を見て勃ったみたいだし。どんな反応するかおもしろそう!」
「いいねー! やっちゃえ!」
他の女子たちも焚きつける。
「もう、しょうがないなあ。じゃあ、ちょっとだけ」
(え? えええええっ!? どゆこと!? この展開についていけないんだけど!)
驚いているうちに誰かがチョロ松の手を股間からどかす。一斉に笑いが起こった。
(ああっ、やばい! 丸見え! 僕のあそこを女子たちが見て笑ってる……!)
ますます膨らむチョロ松のオソマツ。
別の鬼がチョロ松に膝をつかせた。桜がそっと手を伸ばし、起ち上がっている先端に触れる。
「うああっ!」
その柔らかい指の感触に電気が走り、チョロ松は大声を上げた。
(触られた! 可愛いJKに触られたああ!)
「うわ、こいつ、興奮してるよー気持ち悪っ!」
「桜、もっと触っちゃえ!」
桜は頷くと、今度はチョロ松のモノを根本から手で包み込んだ。
「はあうっ!」
ビクビクとチョロ松の体が震える。
「ねぇねぇ、どんな感じ?」
女生徒たちが桜に尋ねる。
「う〜ん、すっごく硬いよ? カッチカチ」
桜の素直な答えにますます強度を増す肉棒。
(はぁーん! 女の子が僕のを握ってカッチカチとか言ってるー! もう、僕、お婿に行けなーい! ……って、死んでるけど)
興奮で自然と息が上がる。すべての感覚器官が股間に移動したのかと思うくらい、全神経がそこに集中する。